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更新日:2017.01.06

これはすごい!Fusion360と3Dプリンターでチョコづくり

 ティーチャー三谷

こんにちは、三谷です。

今年初めての投稿は、スリプリセミナーの受講者の方の作品紹介です!
今回作品を紹介していただいたharuさんは、普段金属の部品切削加工のお仕事をされているので、切削加工はプロなのですが、前職がパティシエという異色の経歴をお持ちの方です。
今回は3Dプリントを使用したチョコづくりに挑戦されたそうです!

作成されたのはこちら。「8区 シャンゼリゼ」です。

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三谷:こんにちは!すごくかっこいい凱旋門ですね!すべてFusion360で作られたのですか?

haruさん:はい、すべてFusion360で作りました!

三谷:どのような手順で作られたのか教えていただけますか?

haruさん:今回は下絵を使って大まかに形を決めてから細かいところをアレンジしつつ作っていきました。画像を配置してトレースすれば形ができるので簡単ですね。

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三谷:セミナーでも紹介している方法が役に立っていますね!

haruさん:割と単純な形状なので、スケッチ、押し出し、ロフト、フィレットなどの基本的な機能でほとんど完成しました。彫刻の部分はスカルプト機能を組み合わせて作るなど、自由度が高いのがFusion360のいいところですね!全部セミナーで習った機能です 笑

三谷:モデリングで苦労されたところはありますか?

haruさん:モデリング自体は苦労していないのですが、今回は3Dプリントで型を作ろうとしたので、実際の出力精度との兼ね合いが大変でした。出力機がどれくらいの精度が出るのかと仕上がりの厚みなどを事前に確認していなかったので、出力業者さんにデータを送った段階で「このディテール部分はつぶれてしまうから、隙間をあけたほうがいいよ」と言われてしまって・・・その作り直しが大変でしたね。

三谷:普段金属加工をされていると、誤差が100分の1mmの世界ですが、3Dプリントはまだ10分の1mmの世界ですものね。

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haruさん:まさにそうなんです。これから作られる方は是非事前に確認してください!今回造形をお願いしたアイジェットさん(http://www.ijet.co.jp)は、そのあたりの相談にも乗ってくださったので安心でした。最終的にデザイン全体のバランスを取りながら、一番小さい溝で0.5mm程で作りました。プリンターは3DSystems社のHD3500という機種を用いてアクリル造形をしました。ピッチは30μm程だったそうです。

三谷:全体のバランスを取りながら、というのが難しいですね。

haruさん:ただ、そこで活躍したのが画面下に表示されているタイムライン(履歴)の機能なんです。多少処理速度が重くなることもありますが、溝幅などの寸法変更を、数字入力しながら変えられたので調整はすぐに終わりましたよ。あとは、クラウドのいいところというか、データのやり取りはスムーズで楽でした。

三谷:で、原型ができたと。灰色なのはなぜですか?

haruさん:後処理として積層痕を消すために磨きをして、そのあとにサーフを吹いています。

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三谷:きれいな仕上がりですね。これを基に型を作られたのですか?

haruさん:そうです。実は知り合いのパティシエの方にオンリーワンの抜き型を作ってあげたかったと言うのが製作のきっかけでして、凱旋門(3×3cm四方 本体12×12cm四方)の装飾が切削加工では少し厳しそうだったので、今回はオール3Dプリンターに挑戦してみました。

三谷:型はシリコンですか?

haruさん:はい、食品用シリコンです。実は、チョコを流した面を平らにするために底と枠にはアルミの板を使い、浮かないように繋ぎ目をクランプしてます。平坦にするためにフライス加工をしているんですよ。

三谷:おっと!プロの仕業ですね!

haruさん:牛乳パックやブロックなどを使用して型を作られる方をよく拝見するんですが、出来れば平らな面を使用するほうが側面、底ともに剥離した際断然綺麗ですし、硬化後の後処理がとても楽なんです。

三谷:パティシエと金属加工のプロならではの工夫ですね!

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三谷:これでようやく、型ができたわけですね。チョコを流し込むのは大変なんですか?

haruさん:流し込むのは簡単ですが、先ほどのクランプで流す面を平らにしてあることで綺麗にチョコを擦り切ることが出来て、仕上がりがきれいになります。チョコ自体は型にしなりがあるので、固まれば簡単に剥がすことができますよ。ちなみにチョコを抜きやすいように、今回は側面に抜き勾配を5度程付けてあります。

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三谷:バレンタインやホワイトデーにもぴったりですね!3Dプリントチョコに挑戦する方が増えると楽しいですね!

haruさん:既存の型は似たようなものばかりなのでオリジナルが作れるというのはとても魅力的だと思います。そしてシリコンの型は他に石鹸作りにも使えるそうですよ。ちなみに、チョコの表面には食用の着色を施しています。

三谷:では私はFusion360の使い方を教えてチョコを作ってもらえるように頑張ります。今回はインタビューありがとうございました。また別の作品ができたらご紹介しますね!

haruさん:はい、ありがとうございました!

大阪にあるル・プティ・ボヌールさんでチョコが見られるそうです!お近くの方は是非!

https://m.facebook.com/ルプティボヌール-1390709841228737/
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