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公開日:2018.02.20 [最終更新日]2018.11.14

建築3D CAD「Revit」とは?Revitの使い方

 工場長濵谷

スリプリのセミナーに、新たにRevit入門セミナーが加わったので、今回はRevitの特徴や使い方について書いていきたいと思います。
RevitとFusion 360の連携については前回の記事「Fusion 360で作成した家具や建具などの3DデータをRevitで活用しよう」を参照してください。

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Revitとは

Revit は Autodesk社が開発しているBIM設計の強力な支援ツールです。RevitはCADソフトですが、BIMに特化しています。
適応業務としては、建築設計、構造エンジニアリング、機械・電気・配管(MEP)および建設施工と幅広く対応しており、各分野間での共同設計プロセスをサポートしています。
大きく分けて3つのカテゴリについて説明します。

① 設計

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最大の特徴としては、RevitはCADソフトですが、BIMに特化している、という点です。素早く目的の建物の3Dモデルや平面図などを作成し、モデル間の干渉チェックや、構造解析などの作業が効率化されます。
また、3Dモデルを利用することで、内装や外観パースの作成や、設計初期段階における日照時間による自然光の検討も容易に行うことが可能です。

建物の壁、ドア、窓などはインテリジェント要素として配置されるため、建具の寸法変更や、後からの情報利用が可能となっています。これは、設計の初期段階からのプロセスの高速化と、工期全体を通しての可視化が進むために必要な要素です。
また、Revitには様々な拡張モジュールがAutodesk社から提供されており、日本ユーザー向けに特化したもの(Autodesk Revit Extensions)や、モデルや図面を作成するのに便利なツールなどもあります。加えてサードパーティーからも様々なアドオンや、連携可能なソフトウェアも出ています。

成果物としてのドキュメントの作成も容易に可能です。平面図、立面図、断面図などの図面に加え、建具表や面積表などの集計表、3Dビュー、レンダリングなど様々なドキュメントとして生成されます。 
作成した3DデータをVRで使用できるようになったことで、設計者のデザインは、より早い段階で、施主と共有され、これまで一番無駄な時間であった、図面の変更・チェック作業から解放されることになります。

② コラボレーション

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1つのプロジェクトには様々な作業者が関わってきます。
Revitは様々な目的で利用されますが、プロジェクトの建物モデルを分割して作業および管理できるため、建物の外部設計、内部設計、設備設計、家具レイアウト設計などを並行して行えるように中央データファイルからローカル作業ファイルに保存して作業できるようにワークセットという作業単位に分けて作業し、中央データファイルと同期できるようになっています。

他の利用者が利用中の要素は利用を申請し、許可を得ることで利用可能となります。
現在の使用中要素の状況は色分けされて表示されるため、共同での作業もスムーズに行うことが可能です。
プロジェクトモデル内ではリアルタイムにチャットで意思疎通を図ることができ、離れた場所のメンバーでもチームを編成することができ、無駄な出張費の抑制や、メンバーの労働時間の負荷も下げることが可能です。

③ ビジュアライゼーション

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Revitでは、作成した3Dモデルを使って、様々な方法でレンダリングを行うことができます。
メンタルレイ、レイトレースといった方法や、Autodesk 360のクラウドシステムを使うことで自身のCPU負荷を上げることなく、レンダリングを行えるため、作業を止める必要はありません。
レンダリングした3Dイメージはさまざま関係者の間での意思疎通に大いに役立ちます。
これは、コンセプトからビジュアライゼーションまで、すべてのフェーズにおいて対応できるということです。


ソフトウェア情報

最新版:Version 2018 (2017/12/1時点)
対応OS: Windows Vista, 7, 8.1, 10 (64bit)

推奨スペック

CPU:Intel Pentium、Xeon、Core iの各シリーズ またはSSEテクノロジ対応AMDプロセッサ
メモリー:4GB以上
モニタ:1280*1024以上
ビデオアダプタ:Shader Model 3 を搭載した DirectX 11 対応グラフィックス カード
HDD:5GB以上の空き領域
ブラウザ:Microsoft Internet Explorer 7.0 以降


入手方法とインストール

Autodesk社のHPよりオンラインでサブスクライブ(購入)できます。
月払い、年払い、と3年間の期間限定ライセンス形式となっており、期間が切れる前に再度ライセンスを購入しないと利用できなくなります。

メディアはAutodesk ストア、Autodesk アカウント、Education Community、バーチャル エージェントなどからダウンローできます。また、体験版を入手して、その後ライセンスを購入する方法もあります。
インストール方法の詳細もAutodeskのホームページから参照可能です。
前提条件に注意し、アンチウイルスソフトを無効にしてからインストールを行います。


Revitの使用手順

① プロジェクトを新規作成
建築、構造、設備など、設計する内容によってテンプレートを選択します。建築物のタイプによっても建築テンプレートを用意しておくことをお勧めします。

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② 立面図で高さ方向を作図
これにより、1F、2Fなど高さを寸法ではなく、フロアの名前等での指示が可能になります。

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③ 通り芯、平面プランを作成
作図は2DCADと同じですが、プロパティ設定で、どのフロアまでの高さか指定しておくことで、自動的に3Dモデルが作成されます。

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④ 建具を配置
細かい取り合いや、建具の配置などを調整します。
3Dビューで確認してみましょう。位置や高さが変更されると、2D図も連動して変更されていることを確認してください。
床や階段、梁、天井など、それぞれ2Dでの作図とほぼ同じ操作感で作成していくことができます。

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⑤ 3Dデータを活用
従来の2D設計では、上司やクライアントの合意を得る為に、多大な労力をかけて10枚のパースを作成していましたが、BIMを活用することで、その時間はよりクリエイティブなものに使うことができます。
Revit Live を使うことで、ワンクリックでVRデータへの変換が可能です。
設計の初期段階から、通路幅や、棚の高さなど、施主の要望に沿った設計を進めることができます。

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A360を利用すれば、Webブラウザ上で3Dモデルが簡単に確認できます。
タブレットを活用して施工や事前の打合せが行えます。

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⑥ シートを作成
提出する図面を作成します。
平面図、矩計図、パース、面積表、建具表など、必要なものをシートにドラッグし、レイアウトを決めます。
図面枠はテンプレートに登録しておくと便利です。
確認申請に15~20枚の図面を提出していたものが、Revitを利用することで6枚の図面で申請が受理された例も、国内で出てきています。

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Revitを活用する為のおすすめツール

A360:クラウドストレージの利用
A360 Collaboration for Revit:クラウド で共有モデルをワークシェアリング
BIM 360 Docs:青写真、2D プラン、3D BIM モデルなどのドキュメント管理ができます。
Revit Live:VR、ウォークスルー。ワンクリックでRevitのモデルをインタラクティブなモデルに変換できます。


初めての方向け Revit入門セミナー

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建築用3D CAD「Revit」を利用して3Dデータを作成・活用し、実際の業務で設計図書を作成できるようになることを目指すセミナーです。
基礎から分かりやすく学ぶことができるので、3DCAD初心者の方でも安心して受講できるセミナーとなっています!

■ 料金:38,000円(税別)
■ 時間:10:00〜17:30(開場:9:30)
■ 使用ソフト:Autodesk Revit

セミナーの詳細・お申し込みはこちらから

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工場長濵谷

工場長濵谷

3DCAD・CAMベンダーで製造業向けにコンサルティングの経験を積んだ後、メーカーで新規事業の立ち上げをしていました。現在は法人向けにFusion 360の立ち上げ支援やコンサルティングを行っています。趣味は育児と料理です♪
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